![]() |
| 畑山隆則 男の自伝(徳間書店)より |
「無茶だ!」
「無謀だ!」
周りが騒ぐ中、ひたすら畑山隆則はトレーニングを続けた。
この時期、畑山隆則は、380ラウンドという驚異的なスパーリングをこなしたという。
ウエイト調整は、うまく行き、世界タイトルマッチの当日、体は軽かった。
「今日はふたつにひとつ。
ブランクの影響で早く倒されるか、とてつもなくいい試合をするか、どっちかだな」
と、畑山隆則は、感じた。
試合が始まった。
1R、いきなり畑山隆則のパンチが当り、世界チャンピオンのセラノがグラッとくる。
これは、もしかして、もしかしたら、もしかするかも。
8R2分過ぎ、セラノが倒れる。
「こんなに簡単に倒れるのか、人間って」
デビュー戦の時に感じた同じ思いが、畑山隆則の頭の中にふっと浮かんできた。
畑山隆則のKO勝ちであった。
![]() |
| 畑山・坂本戦 TBS発売 |
![]() |
![]() |
|
|---|---|---|
| 院長に右フックを放つ畑山さん(国際グラフ) この迫力あるシーンは 画面をクリックしていただくとアップで ご覧いただくことが出来ます。 |
「ガチンコ」などテレビ画面ではやんちゃなイメージが強い畑山さんですが、
実際にお会いしてみると謙虚で礼儀正しい方でした。
私は、常に自己を向上させたいと思っています。
自己を向上させるためには、常に本物に触れていることが大切です。
私は、元世界チャンピオンの本物のパンチを受けてみたかった。
「畑山さん、元世界チャンピオンのパンチを一度受けてみたいのです」
とお願いすると、「いいですよ」と承諾してくれました。
パンチミットを用意していた私に畑山さんは、「いいですか」と言ってから、ポンと右フックをミットに決めた。
「大丈夫ですか?」と畑山さんは気遣ってくれたが、私は、「大丈夫です」と答えた。
畑山さんは、礼儀正しく挨拶をして帰って行かれた。
その後、体がジ〜ンと熱く痛くなってきた。段々と体が重くなってくる。
ミットの上から受けても、畑山さんのパンチは、ズシンと効いてくる威力のあるパンチでした。
畑山隆則さんのような自分の人生を切り開く力を持とう!
「NO」と言えれば人生は開ける!
断る力で人生を好転させるアサーションの方法
目白ポセンシアクリニック院長 永久晶浩著

青森にいた畑山隆則さんは高校を中退して上京し、
ヨネクラジムでボクシングの練習を始めます。
しかし、大勢の練習生の中に埋もれていた畑山隆則さんは
丁寧に教えてもらうことができず、段々と練習にも行かなくなります。
普通の人ならそこでくじけてしまうことでしょう。
しかし、畑山隆則さんは違いました。自分を信じたのです。
ヨネクラジムという多くの世界チャンピオンを生んだ名門のジムを辞めて、
小さなボクシングジムに移ったのです。
そこには、小さなボクシングジムなら丁寧に教えてもらえて
自分の力が発揮できるという分析がありました。
普通の人なら、丁寧に教えてもらえないと不平・不満を言ってそれで終わりです。
しかし、畑山隆則さんは文句を言うのでなく、どうしたら良いのか自分で考え、
それを実行して自分で道を切り開いて行ったのです。
そこが、畑山隆則さんの立派なところです。
ヨネクラジムは、世界チャンピオンをたくさん輩出している名門ジムです。
立派なチャンピオンを育てるノウハウもあるはずです。
そのジムを見限るには勇気が要ったはずです。
しかし、ジムが自分には合わないと自分自身を冷静に分析する力と
実際に行動する勇気、実行力を畑山隆則さんは持っていたのです。
そして、畑山隆則さんは、自分の力でボクシングの
世界チャンピオンという成功を手にしたのです。
これが、『「NO」と言えれば人生は開ける!』に書いたニュートラル・シンキングです。
ポジティブ・シンキングを使って、「ボクシングの世界チャンピオンになる」と
イメージしていただけでは何も変わらないのです。
自分の夢を実現していくためには、
問題点を見つけ、そのギャップを埋めていく知的作業と実行力が必要なのです。
ニュートラル・シンキングについての詳しい説明は
『「NO」と言えれば人生は開ける!』をご覧下さい。
ご購入はこちらから