怖くても美容整形の手術を受けたいという心
昨日は美容外科学会1日目でした。
今年は昨年に引き続き、溜池山王にあるANAインターコンチネンタルホテルで開催です。
前日には当院で手術を受けられたANAインターコンチネンタルホテルの方から、お会いしたらご挨拶させていただきますとメールをいただきました。
目白ポセンシアクリニックでは単に手術を行うのでなく、患者様と良好な関係を築くようにしているので、こうやってメールをいただいたりしますが、有難いことです。
朝一番の発表を聴講した後、帰り支度を始めました。実は、この日にどうしても手術を受けたいという患者様が何人かいらっしゃり、午後から手術の予約を入れていたためです。
手術の時間まで少し余裕があったので、近くの日枝神社に参拝に行き、その後日枝神社近くのザ・キャピトルホテル東急のラウンジ「ORIGAMI」でお茶してました。
ORIGAMIは阿部首相ら政界の大物も足繁く通う有名なお店なので誰かと遭遇しないかちょっと期待していきましたが、この時は誰も有名人はいませんでした。
(私はちょっとミーハーなところがあります(笑))
お茶をしながら、リリー・ウィステリアの「宇宙とつながる 自分とつながる」を読んでました。
リリー・ウィステリアと言っても、芸名(?)で純粋な日本人です(笑)
私にとって読書は空気を吸うくらい自然なことで、時間があれば読書しています。
月間に買う本の数は100冊以上でフルタイムで働くスタッフひとり雇える分以上の本代を毎月かけています。
もちろん100冊全部読むわけではなく、忙しくて本屋に行って中身を確認する時間がないので気になった本があったらアマゾンで注文して、手元に届いたらパラパラめくり、必要な部分を読んでいく読書法です。
本をたくさん読みたいけど読めないという方のために書いておくと、本は最初から最後まで読む必要はありません。
例えばノウハウ本であれば最初の部分は著者の苦労話が多く、途中は理論、最後はやり方を書くというのがひとつのパターンなので、最初の著者の個人的な体験の部分は読み飛ばし、理論の部分は一番根本的な部分だけ理解し、やり方の部分を何度もじっくり読み返せば短時間で効率よく本の内容が身につく読書ができます。
この本はスピリチュアル系の本ですが、ワクワクすることをしようというスピリチュアル系お決まりの話に少しひねりが入っていました。
それは、「怖い」というのも、実はワクワクの感情のひとつなのだということです。
普通、怖いと思うと避けてしまいますが、実は怖いと思ったことに向かっていった方が人生が開けるということでした。
この本には、著者は人前で話すことを怖く感じていたが、それに挑戦したことが例として書かれていました。
それを読んで思いました。
そういえば、患者様もカウンセリングに来られたら、手術を怖いと言いながらも挑戦されている。
患者様によってはすごい心配性の人がいて、あまりにもネガティブな質問を繰り返ししてくるので私も辟易として、
「美容整形の手術は絶対受けないといけないものではなく、自分が受けたいと思ったら受けて下さい。
そんなに怖いならよく考えてから受けられたらいかがですか?」
と申し上げていましたが、実はそれは怖いと思いながらもワクワクして自分を変革させようとする患者様の気持ちを理解できていなかったなと反省したのです。
医師は大学で心理学の勉強をしませんが、心理学の勉強はとても大切であることを改めて実感しました。
患者様対応は毎日が勉強です。これからも精進していきたいと思いました。
昨日検診の患者様からいつも有難うございますといただきました。
お心遣い有難うございました。