美容外科医の体調管理法
美容外科の手術は、本気でやったらかなりの神経を使います。
力仕事ではありませんが、集中力を維持するためにはかなりの体力が要求されます。
そのため、私は普段からコンディショニングにはかなり気を遣っています。
スポーツジムに行く先生がいらっしゃいますが、私はスポーツジムは反対です。
皆様も腕立て伏せを10回やってから箸で米粒をつかむなど細かい動作をやってみていただきたいのですが、力仕事をすると細かい作業ができなくなります。
そのため私は普段からでも極力重いものは持たないようにしています。
男性としてはどうかと思いますが、クリニックでも重いものはスタッフに持ってもらいます。それくらい自分のコンディショニングには気を遣っています。
だから、スポーツジムでバーベルを持つなどは論外です。筋トレを一生懸命やっているドクターは細かい手術は上手ではないと思っています。
酒もほとんど飲みません。もともと飲めないこともありますが、酒を飲んで夜更かししたり、二日酔いになって患者様の手術をするというのも論外です。
今はブログやフェイスブックが盛んなので、皆様も他院で手術をお受けになる際は、自分の担当医がどのような日常生活を送っているかくらいはチェックしてから手術に臨まれた方が良いと思います。
マッサージ機やマッサージ棒、鍼、温熱機など治療道具が家やクリニックにごろごろ置いてあります。
瞑想も休息を取るためには、とても大切です。
アメリカの医師界ではマインドフルネスという瞑想法が大ブームだそうですが、私は40年前から瞑想をずっと続けています。
最近、ハマっているのが、新自律訓練法です。
自律訓練法は昔からある方法ですが、習得が難しいです。
習得を優しくしたのが、河野良和先生の新自律訓練法です。新といいながらも、何十年も前のやり方ですが、20代の頃、一生懸命読んでいたのを思い出して読み直してみたら、当時は難しくて良く分からなかったことが今ならスラスラを分かり、夢中になって習得し直しました。
細かい神経の緊張があるので、慢性的に疲れやすくなっていたのが、随分と楽になるのを自覚できています。
体調管理に興味のある方は、アマゾンで中古で本が出ているのでご一読下さい。