美容外科手術では自分の顔のベースを大切にしながらデザインを考える
公開日:2022.05.02
カウンセリングをしていると、まったくその人と雰囲気の違う人の写真を持ってきて、こんな感じにしたいんですと言ってくる患者様がいらっしゃいます。
そのような場合、言葉通りそれに似せて手術を行うと後からトラブルになることがあります。
形はそのようになっても、その人に似合ってなくて、顔全体のバランスが変になってしまうからです。
この写真のどういったところが好きなのですか?とさらに掘り下げていくことで、患者様の潜在的な、本当のご要望を引き出すことができます。
今回ご来院された患者様は、隆鼻術と鼻尖縮小術をご希望で、こんな感じにしたいとモデルの写真を持って来られましたが、ご自身の雰囲気に似た感じの人を持って来られたので手術はやりやすかったです。
服やお化粧の仕方にも通じますが、単にSNSやファッション誌の写真を見て、これが良い、あれが良いと言ってると実際に自分に適用した時、全然似合っていないものになる危険性があります。
私自身も、服など、原色の華やかなものが好きですが、自分が着るとまったく似合いません。
お金を払ってパーソナルコーディネーター何人かからアドバイスを受け、自分に似合う色づかいや自分に似合うファッションを教えてもらい、それからは服選びに自信を持つことができました。
美容医療でも、本来はお金を払って、何人か信用できるドクターを選んで自分を分析してもらい(何人かの美容外科医と美容皮膚科医が居ればそれがベストです)、それから長期的な治療計画を立てるのが本当は一番良いです。
お心遣いをいただきました。
ありがとうございました。
カテゴリー: 患者様からのお心遣い,パーソナルデザイン法
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