美容整形手術に付き添いが同伴することについて
昨日は長野県からお越しいただいた患者様の眼瞼下垂の手術を行いました。
前回も今回もご主人が同伴されました。
昔は彼氏や夫に内緒で手術を受けるという患者様がほとんどでしたが、最近は同伴されるカップルも多くなっています。
時代の変遷を感じます。
私は男性なので、説明の仕方が無意識に男性的になり、論理的に話をしているつもりですが、その論理が女性患者様には分かりにくいことがあるようです。
カウンセリングの時、奥様が誤解して理解しておられたことを横で聞いておられたご主人が奥様に説明してくれました。
私がカウンセリングに同伴を許可するのは、第三者が居てくれた方が良いことが多いからです。
今回のように私のいうことを理解してくれた付き添いの人が私に代わって説明してくれたり、なだめすかしたりしてくれることがあります。
患者様ご本人だとどうしても主観的になり、無茶なことを言い出す時も、第三者の人が仲裁に入ってくれたりします。
これが逆に安い料金提示の広告でカウンセリングに来させ、巧みな話術を使ったりして高い手術を売りつけているクリニックでは、付き添いの人が患者様に冷静になるように説得したりするので、付き添いを嫌うのではないでしょうか。
(もしかしたら付き添いの人まで巻き込んで手術を受けさせてしまう凄腕セールスレディーがいるのかもしれませんが)
うまく言いくるめたりすることが難しくなります。
プレミアムコースでは、付き添いの方がご希望されれば手術室まで付き添うことができます。
今回は、患者様がとても怖がりの性格だったので、手術室で一緒にデザイン確認していただいた後、手術室に居てもらうことにしました。
奥様にとっては付き添ってもらえると心強いですが、男性は手術室や血液が苦手な方が多く、あまり積極的には付き添ってくれないことが多いです。
今回のご主人はどこでも良いですとおっしゃっておられましたが、一応、刺激がマイルドなように術野から遠くの患者様の足元に居ていただくことにしました。
それでも患者様にとっては心強いはずです。
片側の手術が終わったところで、患者様の緊張が強いので一度休憩にしました。
ご主人が持参されたお茶があるとのことでしたので、患者様に飲んでいただきました。
プレミアムコースでは手術時間を多めにとっているので、このように患者様のストレスの具合に合わせて途中で休憩を入れることもあります。
心配性な人や怖がりの方はぜひ、プレミアムコースで手術をお受けすることをお勧めいたします。
眼瞼下垂の手術は、他院では術直後は目が開かなくなるくらい腫れることが多いのですが、当院ではそんなに大きな腫れは出ません。
プレミアムコースでは、術後の回復を早くするために通常点滴をするのですが、注射や針が苦手という患者様であったので、腫れが少ないので点滴はどうしますかとお聞きすると、点滴はやらなくて良いとおっしゃいました。
点滴の代わりに、帰りの自動車の中で冷やせる氷や内出血を早く引かせ、傷の保護になる軟膏をお渡ししました。
このようにフレキシブルに一人ひとりの患者様にとってベストの手術を行っていくのがプレミアムコースです。