自由診療の眼瞼下垂の手術は医療費控除できるか
本日1月4日は例年どおり、当院では通常の診療が始まりました。
以前に当院でカウンセリングをお受けになられた患者様から手術を受けたいと問い合わせがありました。
眼瞼下垂の手術を保険で受けられるかとご質問をいただきましたが、当院は完全自由診療ですので保険適用はありません。
ただし、医療控除の対象になるはずですので、治療目的の患者様には医療費控除を確定申告で行うようお勧めしてきました。
この患者様の場合、カウンセリングで額にしわが入るので眼瞼下垂を治したいとおっしゃっておられました。
スタッフの方から、本当に医療費控除ができるか確かなのですかと私に質問がありました。
(当院では患者様のことをしっかりと考えるように指導しているので、私に対してもこのように時には厳しい質問が飛んできます)
美容目的の手術は医療費控除ができず、治療目的の手術には医療費控除ができます。
ではあいまいな場合はどうなるのだろう。
私にも分かりませんでした。
こんな時は、ひとりで考えたり、いい加減な人に聞くのでなく、きちんとした人に確かめることが大切です。
顧問税理士の先生に電話しても出なかったので(おそらくはまだお正月休み)、私は豊島区税務署に電話して質問をしました。
税務署からの答えは、あいまいということはあり得ず、患者が美容目的と認識して手術を受ければ医療費控除ができません、患者が治療目的と認識して手術を受けたら医療費控除ができますという答えでした。
額にしわが入るという理由が治療目的になるのか、美容目的になるのかいまだに私には分かりませんが、肩が凝りやすいからとか、目が疲れやすいから改善したいというのは治療目的になると思います。
医療費控除を考えられておられる患者様は、ご自身の目的が何なのかしっかりと認識してから確定申告を行うようお願いいたします。
美容皮膚科のドクターからの紹介で以前当院で二重の手術をお受けになられた患者様が仕上がりが良かったからとご主人をご紹介くださいました。
一緒にご来院され、差し入れをいただきました。
お心遣いありがとうございました。