12歳児へのヒプノセラピー(催眠療法) ~成長障害~
12歳でまだ体重が28kg~30kgという成長障害の患者様がご来院されました。
小学校高学年くらいから急に成長が止まったとのことでした。
体重が少ないだけでなく、しょっちゅう熱を出したり、学校で倒れたりするので、私のクリニックまで来るよう親御さんにお伝えしました。
現在も近所のクリニックで点滴治療を受けているとのことですが、改善が認められないとお聞きしたので、目白ポセンシアクリニックなら保険診療ではできない効果のある点滴や催眠療法、整体などできるので一度、診させて欲しいと思いました。
ご来院されると、まだ体が小さいので通常の半分の量で点滴を作り、身体に適切な量にしました。
点滴の最中に整体や催眠療法を行うと、気持ち良くリラックスされ、少し眠られたようです。
わずか15分ほどの施術でしたが、後から親御さんから私のクリニックに来るまでは気持ちが悪くて体調がよくなかったのがすごく楽になったと喜んでいるとメールをいただきました。
目白ポセンシアクリニックでは、このように通常の西洋医学では対応できないような不定愁訴に対応した治療も行っています。
お困りの方はご相談下さい。
ヒプノセラピー(催眠療法)では、暗示の入れ方が大切です。
話はちょっと逸れますが、うつ病の人に「頑張れ」は禁句です。
自殺してしまう人もいらっしゃいます。
私たちが日常普通に使う何気ない言葉が相手に悪影響を与えてしまうことがあります。
この患者様には、「たくさん食べられるようになる」という暗示は使いませんでした。
「たくさん食べても、少ししか食べなくても、食べた栄養はすべて吸収することができる」
という暗示を入れました。
暗示文をどのように作るかがセラピストの腕の見せ所で結果が変わってくるところです。
軽い病状ならこの暗示文でしっかりと改善していくことでしょう。
しかし、親御さんの気づいていない、ピーターパン症候群のように大人になりたくないという何か深刻なトラウマを持っている可能性も考えられます。
(ピーターパン症候群の場合は単に精神的に大人になりたくないパーソナリティ障害ですが、ここでは心理的な問題が、身体レベルまで影響を与えているケースの可能性を示唆しています)
そのような場合は、暗示を入れるだけでなく、その原因を探していかなくてはいけないので、60分コースのようにしっかりと時間を取って退行催眠を行うなどして根本原因を見つけていくことが大切です。
今回は、セッション時が短かったので、とりあえず対症療法的な方法で心と体をスッキリとしてもらうにとどめました。
お心遣いをいただきました。
ありがとうございます。