二重瞼術の保証
- 重瞼術の保証について
重瞼術の保証の仕方は、各院によって様々です。
一生涯保証をするというクリニックがありますが、この保証は眉唾モノと言えるでしょう。
ある方からメールが来ました。
その内容は、「あるクリニックで、永久保証と言われて手術を受けました。数年後、検診に行くと、『今はその制度はやっておりません』と断られてしまいました」
という内容のものでした。この問題を検討すると、これから成立する新しい契約に関しては、今はその保証制度はやっておりませんと、契約を断ることは出来ますが、もう成立した契約に関しては、その契約を守らなければ契約違反になるはずです。
これは、クリニック側の不誠実な対応です。しかし、それ以前の問題として、一生涯の保証とは、何を意味するのかがわかりません。
二重は、年齢と共に年々変化していきます。年齢と共に形が変化するし、たるみが出て幅も変化します。
それなのに、どのように一生涯の保証をつけられるというのでしょうか?二重の幅に関して生涯保証をつけるのであれば、一生涯の内、何回か全切開法によるシワ取り術も含めて無料の再手術が必要になります。
しかし、こんなことをしていては採算が取れないし、実際にも行われておりません。現実的には、数年して検診に行くと、『年齢と共にたるみが出たので切らないといけないですね。
切開の料金は○○万円です』などと言われて丸め込まれています。
このように、一生涯の保証というのは、無意味な保証です。医師は、風邪を引いた患者様から「風邪薬を処方して、もし風邪が治らなければ責任を取れ」と言われても困ります。
胃癌の患者様に手術をして癌が再発しても、執刀医は責任を問われません。
つまり、医療行為は、きちんと医師としての義務を果たせば、結果については責任を問われません。
逆に、責任を問われるのであれば、誰も医療行為を行うことは出来ません。以上のことから考えれば、本来、医療の世界では保証をする必要はないのですが、美容外科は特殊なので、様々な保証制度が出てきたと言えます。
元来、ないものですから、一生涯保証しますというような、いい加減な保証制度が出てきたりもします。
ポセンシアクリニックでは、一般的な製品と同じく、1年程度の保証が妥当と考えています。
尚、「再手術は無料です」と言っておきながら、実際に再手術になると「手術料は無料ですが、薬代はかかります」と言って料金を取っているクリニックがありますので、ご注意下さい。